iCeMSの上杉志成教授は、科学技術振興機構(JST)が実施する戦略的創造研究推進事業「CREST」の平成26年度研究提案分として採択されました。
同時に、本拠点の松田亮太郎 准教授、Easan Sivaniah准教授、廣理英基 准教授は、同事業の「PRESTO(さきがけ)」に採択されました。
戦略的創造研究推進事業とは、社会的・経済的ニーズの実現に向けた戦略目標に対して設定され、インパクトの大きなイノベーションを生み出すための基礎研究を推進することを目的とした事業です。
CRESTはチーム型研究を最大5年支援し、年間平均して4千万円程度から1億2千万円程度の規模で締結され、予算の総額は最大600億円となる大型競争的資金です。一方、PRESTO(さきがけ)は個人研究者を対象としており、1 課題あたり、原則3年間で総額平均3 ~4千万円程度の研究費が支給されます。
CRESTへの応募総数は788件、PRESTOへの応募数は1569件ですが、受諾されるのはいずれもこのうち7~8%程度です。本学では合計20件が採択されましたが、そのうち4名が当拠点からの採択となりました。
以下に採択事業の研究概要等をご紹介します。
CREST
上杉志成 教授
- 研 究 費:1.5 ~ 5 億円 / チーム(見込み)
- 研究領域:疾患における代謝産物の解析および代謝制御に基づく革新的医療基盤技術の創出
- 研究課題:ケミカルバイオロジーによる脂質内因性分子の新機能研究
PRESTO(さきがけ)
松田亮太郎 准教授
- 研 究 費:3 ~ 4 千万円(見込み)
- 研究領域:超空間制御と革新的機能創成
- 研究課題:超活性種の自在発生による未知化学種の実現と吸着・物質科学の新展開
Easan Sivaniah 准教授
- 研 究 費:3 ~4 千万円(見込み)
- 研究領域:超空間制御と革新的機能創成
- 研究課題:ナノ超空間中の流動を利用した吸着と結晶化制御による新機能開拓
廣理英基 准教授
- 研 究 費:4 千万円(見込み)
- 研究領域:素材・デバイス・システム融合による革新的ナノエレクトロニクスの創成
- 研究課題:超高強度テラヘルツ光のナノ空間制御と物性制御技術への応用